マンションやビルの場合、躯体のコンクリート打設の後のジャンカ補修
(ジャンカは、コンクリートの打設不良の事例の一つ)、
下地作りなどが主な仕事になります。
仕事の範囲は躯体の全域にわたり建設現場の中心となります。
町場と違って躯体補修、下地作りが中心になりますので
完成後に仕事の結果が表から見えることはあまりありませんが、とても責任重大な仕事です。
セルフレベリング床下地工事とは、
液体の自己水平性(セルフレベリング)を利用した床下地工事のことでです。
液状にした石膏系の下地材を流し込むことで、
凹凸のあるコンクリート等の躯体面の上に水平かつ平滑な床面を仕上げることが出来ます。
液体の特徴を利用しているため、従来の金ごて仕上げに比べ、
高水平度と高精度の平滑面を得ることが容易で、安定した品質を効率的に維持することが出来ます。
ゴミなどを除去し、下地面を清掃します。不陸を測定し、流し厚を決めます。仕上げ面の目安を設定します。床を十分に湿らせて、プライマーを塗布します。
下地が乾燥したら(原則として翌日)、流し込み作業を行います。隅から均一に流し込みます。
一通り流し込みが終わったら、レベルを確認しながら延ばして行きます。
流し込み作業が終わったら、硬化を待って仕上がりです。翌朝には、歩行可能になりますが、完全に乾燥するには1週間~10日間ほどかかります(厚みによって変わる)。床仕上げ工事は、乾燥後に行います。